自分が出ている時もそうだけど、ショーを観に行った時の夜の方がもっと寝れない。
色々と感じる事が多くて、考えながら布団に入ってもすぐに目が冴えてしまう。
美容師業界の中でヘアーショーは色々あってメーカー、ディーラー、組合、美容師のグループや、その他小さいのも大きいのも沢山ある。
そしてその日のSNSを見れば「感動した」って言葉が並ぶ。
見る側もやる側も「感動した」って言葉が並ぶ。
それだけ髪を切る事は心を切る事って事だと思う。
一つのステージが10分にも満たない時間で演者が今までの積み重ねを髪を切る事、髪を作る事で表現する。
そして見る側もそのバックボーンに見えるそのステージまでの表現者達のプロセスを肌で感じる事ができる。そこに感動があるのかなと思う。
そして歳を重ねるにつれて、もう一つ感じる事がある。それは表には出ない裏方と呼ばれる人達の熱量だ。
今日見たショーでは、出演者のサロンのスタッフ達が裏方に回っている。(もちろん演出、音、その他プロの方、ディーラーさんの協力もありながらだが。)それは毎年恒例だが、その中でも次に自分がこのステージに上がってやるって想いを胸にしまい一生懸命に頑張っているスタッフ達の熱量をバックヤードに行くと感じる事ができる。
最近ではそんな想いを持って頑張っている若手も、ちらほらステージに上がっている。それがまたその子の負けん気を刺激するんだなと思う。
働き方改革や、その他いろんな事で美容師業界も変わろうとしているし、変わらないといけないと思う。
ただこうやって時間を忘れ没頭できる事が当たり前じゃなく、会社があり、お客様が来てくれる事であり、心の豊かさを育んでいくことを再認識しないといけない。
美容師にとってクリエーションは大切。
そして尊い。
だからこそ胸に手を当てて考えよう。
『think』
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